“マリトッツォブーム”の火付け役 物語りのあるパン屋さん「アマムダコタン」(2/2)

-藤井

思いを込めるみたいなところにフォーカスしてやっていきたいなと思うのですが、日々パンを作られていて、すごい大変だなと思うことや一番苦労するところをお伺いして良いですか?

 

-川口

やっぱりお客様がいろんな県から来られるお店なので、いかに楽しんでいただけるような商品だったり、お店作りを継続しつつも向上させていかないとずっと、お客様が来なくなってしまう可能性もあるので、そういうところでどういう商品を開発したらいいのだろうかとか、どうやったらお客様が喜んでいただけるのかなというところで、日々インスタグラムの写真を投稿したり、流行のものを見つけてみたりとか、そういうので大変だなというときはあります。

 

-藤井

まさにパンは手作りですし、それこそお店作りも手作りでやられていると思うんですけど、思いを込めるという意味では、こんなところにすごくこだわってやってますみたいなことはありますか?

 

-川口

やっぱり、まずはオーナーの平子の石の町という世界観がやっぱり大事になってくるので、お店に入った途端の石の町のパン屋さんの世界観をキープしつつも、見た目の華やかさのあるパンを作ったり、味ももちろん美味しいパンを作ったりっていうので、日々スタッフたちもどうやってお客様喜ばせるかっていう思いを込めながら、一つずつ全部手作りで作ってるので、そういうところになります。

 

-藤井

そういう思いを込めながらパンを焼いて買っていただいて、嬉しいなと思うところだったり、やりがい感じるな、楽しいなと思うところって、どんなところにありますか?

 

-川口

私はやっぱり製造側じゃなくて、接客の方になるので、お客様の声を一番近くで聞く立場・ポジションでもあるので、遠方から来られたお客様が「ずっと来たくてやっと来れました」っていう言葉をかけてくださったりとか「この前、通販で頼んで食べて美味しくて、やっとお店にこれました」と言って足をわざわざ運んでくださったり、そういう嬉しいお言葉をいただくことに私はすごいやりがいを感じています。あとはスタッフもみんな仲が良い、ワイワイとした雰囲気の中でやってるので、みんなすごい努力しながら頑張っていると思います。

 

-藤井

お盆だから忙しいとかありますか?

 

-川口

お盆は忙しいです。結構早くに完売してしまいます。

 

-藤井

何時ぐらいですか?

 

-川口

早いともう2時〜3時にはなくなってしまうときがあるので

 

-藤井

あっという間ですね。

 

-川口

そうですね。夏場は割とその売上的には減ってしまう時期なんですよね、パン屋さんっていうのが、こういう連休で、いかにお客様が足を運んで来ていただけるか

 

-藤井

普通は生産量が落ちますよね。今回のイベントの開催について聞かせてください。

 

-川口

それぞれの作家さんの手作りのお皿たちと、うちの手作りのこだわりの詰まったパンが一緒に販売されるということで作家さんたちの思いのこもった食器と、うちの店のこだわりのパンを一緒に楽しんでください。