光を抱いてひらく、やわらかな輪郭 ― フレアゴブレット

杉山洋二さんの「フレアゴブレット」は、花のように開いたフレアな口元と、すっと伸びたステムが特徴のガラスの酒器。吹きガラスならではの有機的な揺らぎと、繊細なラインが重なり合い、手にした瞬間から柔らかな気配を感じさせてくれます。光を受けるたびに生まれる屈折や反射の美しさは、まるで水面のよう。ワインや果実酒はもちろん、冷茶や前菜の器としても楽しめる、自由な感性に応える一器です。

一つひとつ手作業で仕上げられているため、それぞれが異なる表情を持ち、使うたびに新たな魅力と出会えます。食卓に、やさしくひらく一輪のガラスをどうぞ。

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笠間で“ぬくもりある透明感"と独自の感性が魅力的な作家

杉山洋二さんは、茨城県・笠間を拠点に活動する吹きガラス作家。柔らかなフォルムのグラスや特徴的なトゲトゲなフォルムのガラスなど杉山洋二さん自身の感性を生かしたガラスづくりを続けています。ガラスでありながら、どこかあたたかみを感じさせる作風、自分の"スキ"な世界観を食卓に持ち込んでくれる作風は、手に取る人の暮らしにやさしく寄り添います。日常の中にそっととけ込み、静かに彩りを添える杉山さんの作品は、使う人の感性を豊かに育んでくれる存在です。

【杉4】