蝶野 秀紀
作家 蝶野秀紀
経歴
1971年 京都に生まれる
2001年 石川県挽物轆轤技術研修所 入学
2005年 同研修所 卒業。石川県山中に「工房 息吹木」設立
2007年 各地で個展やグループ展を行う
2009年 4月より広島に工房を移し活動
蝶野秀紀氏の作品の特徴
蝶野 秀紀氏の作品は、木材の持つ自然の美しさを最大限に引き出すことにこだわっています。特に栃の木を使用した作品は、木目の美しさが際立ち、漆を施すことで黄金色に輝く独特の風合いが生まれます。デザインはシンプルながら、洗練されており、現代的な感覚と伝統技術が見事に融合しています。
さらに、蝶野 秀紀氏の作品は美しさだけでなく、実用性にも優れています。軽量で扱いやすく、日常使いに適した木と漆の"うつわ"やトレーは、多くのファンを魅了しています。
使用される木材と技法
蝶野 秀紀氏が使用する木材には、特に栃の木が多く、これに漆を施すことで温かみと高級感のある仕上がりを実現されています。全ての工程を自身で行い、木の選定から轆轤での成形、漆塗りまで一貫して作業を進めています。この一貫生産により、作家の意図や感性がダイレクトに反映された作品が生み出されています。
木に宿る美しさへのこだわり
自然の恵みを手に取る
蝶野 秀紀氏の作品は、木そのものが持つ美しさを尊重しながら、その特徴を最大限に引き出すことを目指しています。一点一点異なる木目模様は、まるで自然が描いたアートのよう。そこに漆を施すことで、さらに深みと輝きを与えています。
暮らしの中で輝く"うつわ"
木と漆の"うつわ"は丈夫で、熱湯や油ものにも対応する機能性を持っています。日々の暮らしの中で自然に使い込むことで、"うつわ"が持つ艶やかな表情が増し、さらに愛着が湧くでしょう。「お手入れが必要ない」という点も、日常使いの"うつわ"として非常に魅力的です。
蝶野さんのトレーや"うつわ"は、日常生活に寄り添いながらも、使う人に特別な時間を提供してくれる存在です。自然と人のつながりを感じるその作品を、ぜひ手に取ってみてください。