山本 雅則
作家 山本 雅則 - リズミカルで躍動感がある「しのぎ」模様の"うつわ"
山本 雅則氏のインタビュー動画はこちら
山本 雅則のプロフィール
1987年 滋賀県出身
2009年 京都精華大学芸術学部造形学科陶芸コース卒業
2010年 信楽窯業技術試験場小物ロクロ科終了 製陶メーカー勤務
2015年 信楽窯業技術試験場素地釉薬科終了
滋賀県信楽町、祖父から受け継いだ屋号「幸山窯」(こうざんがま)にて作陶。
山本 雅則の作品の特徴
山本 雅則氏の作品は、手作業で一つ一つ丁寧に彫られた「しのぎ」模様が特徴的です。特に斜めに施されたしのぎは、リズミカルで躍動感があり、器に豊かな表情を与えています。また、「縄目」模様も手掛けており、縦のラインと斜めの細かい彫りが組み合わさったデザインは、ニットの縄編みを思わせる温かみがあります。
信楽焼の伝統と独自の完成の融合
信楽焼の伝統を受け継ぎながらも、山本 雅則氏は独自の感性で多様な器を制作しています。代表的な作品には、リム皿、スープカップ、カレー皿、湯呑みなどがあります。リズミカルで躍動感がある「しのぎ」模様の"うつわ"は、日常使いに適した実用性と美しさを兼ね備えており、料理を引き立てるデザインが高く評価されています。手作業ならではの微妙な表情や風合いを大切にし、軽く扱いやすい器を提供することに注力されています。