池田 大介
作家 池田 大介
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経歴
1979年 新潟県に生まれ、東京で育つ。幼少期から両親の影響で民藝に親しむ。
2001年 玉川大学文学部芸術学科で彫刻を専攻する中、陶芸に出会う。
2002年 滋賀県立陶芸の森スタジオアーティストとして活動。
2003年 信楽の株式会社羅工房で陶芸制作とデザインに従事。
2007年 東京都町田市に自身の工房を構え独立。
池田大介氏の美しいヘリンボーン模様
池田大介氏の作品は、伝統的な技法と現代的なデザインが融合しています。初期には三島手に取り組み、その後ヘリンボーン模様と粉引技法を取り入れるなど、次々と新たな作品を生み出されています。
作品は、手を動かしながら得られるインスピレーションを元に制作され、一つ一つが唯一無二の存在感を持っています。
焼物の種類
「三島手」の技法でつくられたへリンボーン柄のシリーズが人気の陶芸家です。ヘラやクシでひっかいたくぼみに化粧土を埋め込み、はみ出した部分は削り取り透明釉などをかけて連続する模様を浮かび上がらせる三島手を活用し、美しいヘリンボーン模様を表現しています。他にも、粉引の皿、刷毛をつかって化粧土を塗り、深い味わいを出した刷毛目の作品なども展開しており、その一つ一つに池田大介氏の独自性が表現されています。
千差万別のどのような使い方でも美しく見える作品
池田大介氏は、器を使う人々の「千差万別の使い方」から新しい発見を得て、さらに良い作品を生み出すことを目指し、インスピレーションを得ているとお話しされています。
「使った時にお皿も料理も美しく見えること」を理念とし、料理を引き立てるデザインと器自体の美しさを追求。土の調合から焼成に至るまで、細部へのこだわりが感じられる作品を制作されている、魅力的な作家様です。