鈴木隆

個展 鈴木 隆(2025.12.6-2025.12.14)
小田原で作陶される陶芸家「鈴木 隆」さんは、美しく輝きを放つ、「海のように澄み渡る、唯一無二のブルーの器」を作陶する作家です。
柑橘の名産地・小田原で「みかん農家」に生まれ育った鈴木さんは、35歳の時に独学で作陶を学び始め、そこから20年以上にわたり挑戦を続けてきた中で、独自のスタイルを見つけ、ご自身を象徴するみかんの灰を使った「みかん灰釉」の美しい器を生み出しました。
みかんの栽培、みかん灰・釉薬作り、作陶に至るまで、すべてをご自身の手で完結させる、全国的にも非常に稀有な作り手です。みかん灰がもたらすのは、果実のようにあたたかく、小田原の海のように澄み渡る、唯一無二のブルー。木を育て、土に触れ、炎と向き合い、作品を生み出す。すべてが一本の線でつながった制作が、「鈴木 隆」さんを象徴します。
他のシリーズである貫入が眩く輝く「青瓷」「白瓷」の作品は、青・白の美しい色合いと、作品ごとに異なる割れ方をする貫入が合わさった、まさに一点ものの表現が美しい作品です。使うたびに貫入は少しずつ表情を変え、時間とともに育っていく。そして、使うだけでなく、家に一つあるだけで空間を照らし、眺めるだけでも楽しめる“輝く器”です。
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