粉引き 鉄散 湯呑｜作家　古谷浩一（信楽焼 陶器）

信楽焼の伝統と現代感覚を融合した、古谷浩一氏の作品

古谷浩一氏は、滋賀県甲賀市信楽町出身の陶芸家であり、古谷製陶所の中心的存在として活躍しています。1979年に信楽町で生まれ、佛教大学を卒業後、信楽窯業技術試験場釉薬科や京都府立陶工高等技術専門校成形科で陶芸の技術を学ばれました。その後、家業である古谷製陶所に戻り、作陶活動を続けています。

古谷製陶所は1970年に古谷信男氏によって設立されました。現在は、古谷浩一氏が中心となり、日常使いの器をすべて手作業で制作しています。「暮らしに寄り添う」をテーマに、食文化や住空間などのライフスタイルに合わせて少しずつ形を変えて制作されています。

一方で、古谷浩一氏の個人作品は、伝統的な技法を継承しつつも、現代のライフスタイルに合ったデザインや機能性を追求している点が魅力です。特に粉引きの技法を用いた白い器は、温かみのある風合いと使い勝手の良さで多くの人々に愛されています。また、手仕事による丁寧な作りと、シンプルながらも洗練されたデザインが特徴であり、日常の食卓を豊かに彩ります。

古谷浩一氏の作品の特徴

古谷氏の作品は、独自にブレンドした鉄分の多い赤土に白泥を掛け、低温で二度の本焼きを行うことで生まれる、柔らかな風合いの粉引きが特徴です。この技法により、素朴で温かみのある白色が生まれ、どんな料理も優しく包み込みます。また、線彫りや鉄散（てつさん）などの装飾を施すことで、シンプルながらも存在感のあるデザインに仕上げています。

古谷浩一氏の作品は、伝統と現代性が融合したデザインと、手作りならではの温かみが感じられる点が、多くの人々に支持される理由となっています。

古谷 浩一氏の器で、日常の食卓をより彩ってくれること間違いなしです。

※手作りのため、色や形状に個体差があります。手作りならではの風合いをお楽しみください。