西野希
茶杯【西野6c】
¥8,800
税込み
静かな時間をたたえる、白磁の宝瓶
西野希さんの「茶杯」は、白く艶やかな磁器の肌に、淡い象嵌模様が浮かぶ小さなうつわです。掌にすっと馴染む丸みを帯びたフォルムは、静けさの中にやさしい温度を感じさせます。
白磁の素地には、象嵌(ぞうがん)技法によって細やかな点や線が刻まれ、そこに色土が丁寧に埋め込まれています。釉の下に透けるその文様は、光を受ける角度によって微かに輝き、まるで空気の中に浮かぶ音のような静かなリズムを描きます。
お茶を注ぐと、液面に光が反射し、象嵌の模様が淡く映り込む――その一瞬の景色までもが、この器の美の一部です。
日々のなかで使うほどに、手に馴染み、光がやわらかに深まっていく。西野さんの茶杯は、使う人の時間とともに“静かな美しさ”を育てていく器です。
商品サイズ
| 径 | 約6.1cm |
| 高さ | 約5.7cm |
| 素材 | 磁器 |
対応情報
| 電子レンジ | △ |
| 食洗機 | × |
| オーブン | × |
西野 希さんのプロフィール
東京都八王子市出身。東京造形大学で学んだ後、美濃焼の産地・岐阜県へ移り、多治見市陶磁器意匠研究所で陶磁器のデザインと技術を学びました。現在は岐阜県瑞浪市を拠点に、象嵌技法を用いた作品を制作しています。白く艶やかな磁器の素地に、細やかな幾何学の点や線を彫り込み、そこへ色土を埋め込む象嵌は、リズムのある模様と繊細な色彩が魅力。器物だけでなく、ブローチやイヤリングなどの小さな作品にもその技が生かされ、身につける「小さなうつわ」としても楽しめます。土の柔らかさと滑らかな質感を大切にしながら、みずみずしく洗練された佇まいを持つ西野さんの作品は、日常にそっと彩りを添えてくれます。
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